こんにちは。採用コンサルタントの田中です。
定期的に採用や人材活用のナレッジを発信していきます。
皆様方の組織活性や商売繁盛の参考になれば幸いです。
【業務分解でやるべきことに集中できる環境を創る】
会員数を増やしたいが…、スタッフのレベルを高めたいが…なかなか進まない、と課題を抱えるお客様。
企業PRや接遇研修などで解消できそうな問題ですが、
なぜ会員が増えないのか?スタッフのレベルはどうしたら高まるのか?を話し合ってみました。
会員数が増えないのは、責任者がPR活動に時間を避けてないことがわかりました。
また、同じく責任者が多忙でスタッフ教育が十分にできていないこともわかりました。
そのせいか、レベルがやや下がり気味で評判を落としています。課題に直撃です。悪循環ですね。
PR活動もスタッフ教育も責任者の業務。
あれもこれもになっているせいで、何事も片手間になっていたのですね。
解決策を採用コンサルティングの観点でいくつか提示
・同等のレベル(業務)の方を新たに採用する
・PR業務を集中してやる営業的な方を新たに採用する
前者では人件費拡大と育成に相当な時間を要することがネック、後者も特性や方針の理解に不安があるとのこと。
PR業務もスタッフ教育も、何事も理解している責任者がやるのがベストとのことで、
結果、責任者の「責任者ではなくてもいい業務を取り除く」という考えを導きました。
そして取り除いた業務(比較的簡単な業務)を行ってくれるスタッフを採用することに至ります。
現在はその業務を行ってくれるパートさんの選考中で、
責任者の方も上手く機能すればPRと教育へ今まで以上に集中できると感じてくれています。
今後の会員数の推移が非常に楽しみです。
業務分解は昨今いたるところで取り入れられています。
代表的なのは営業業務で「アポイント所得」「商談・契約」を分解する例。
通信系の企業様などでよく見うけます。
便利な世の中になった一方で、サービスや構造はレベルが高まり、
従来よりパワーがかかっていることも多々あります。
今までやってきた人やできる人という考えで誰かに集中していくと根本的な部分が疎かになることも。
人事異動や人材採用の機会には、是非一連の業務を洗い出してみてはいかがでしょうか。