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気づけば、娘の小学校生活も残りわずかとなりました。

 

入学式の日、

ランドセルに“背負われているのでは?”と思うほど小さかった背中。

大きなランドセルが歩くたびに揺れ、

まるでランドセルが先に学校へ向かっているようでした。

 

それが今では、ランドセルのほうが小さく見えるほど背も伸び、

靴のサイズもいつの間にか私に迫る勢い。

成長とは本当に早いものです。

 

娘は、入学式の翌日からコロナ禍で完全休校となった世代です。

期待と不安を胸に迎えた新生活は、

まさかの“自宅待機”からのスタートでした。

登校練習もままならず、せめて生活リズムを崩さないようにと、

急きょ自宅から児童館までの道を覚える練習を開始。

しかしこれがなかなか覚えられず、

結局は連日、保育園のように送迎する日々。

 

「小学生ってこんなに送迎するものだっけ?」と

苦笑いしながら歩いたあの春も、今では懐かしい思い出です。

 

卒業を目前に控えた今は、また別の意味で慌ただしい毎日です。

卒業式の準備、謝恩会の連絡、アルバム確認、

中学校の説明会や制服採寸、提出書類の山…。

 

カレンダーはびっしりで、

母の“脳内ホワイトボード”は常にフル稼働。

もはや卒業するのは子どもなのか、

母なのか分からない忙しさです。

 

子どもは「中学校では部活どうしようかな」と

未来に目を輝かせています。

その横で私は締切とにらめっこ。

成長はうれしく、でも少し寂しい。

そんな感情が入り混じるのも、この時期ならではなのでしょう。

 

コロナ禍という特別なスタートを経験したこの学年だからこそ、

当たり前に通える日常のありがたさも知っています。

小さな背中が大きくなったように、心も確実に強くなりました。

 

忙しさの中に、

少しの寂しさと大きな誇らしさを抱えながら迎える春。

残りわずかなランドセル姿を目に焼き付け、

母もまた次のステージへ進みたいと思います。

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